先日販売を開始いたしましたR100Rミスティックのカスタム、制作過程のダイジェストです。
ノーマルベース車両
ベースは1995年式 R100R ミスティック、DOKENという日本の会社が生産に携わっていたらしく、当時人気のゼファー小豆色で販売されたようです。
まずは外装を外し
R100RSタンクをあてがいます。
もうこの時点で十分R100RSの雰囲気が出てきていますが、タンクマウント方法や、トンネル形状の違いなどでステーの追加や調整が必要になります。
そしてシート作成
ノーマルシートをカットし、カット部分にモールを這わせます。
ベースをカットしては、車体にあてて現物合わせの繰り返しです。
シートスポンジの形成とテールランプ取り付け
この時点で車体の雰囲気が出来上がってきました。
タンクとシートの間の調整が今回最も時間のかかったポイントです。
ヘッドライト、メーター、フロントフェンダーカットと行い全体像ができてきます。
スリップオンマフラー取り付け&エンジンヘッドオーバーホール
ここからは新宿BMW 専門店ヨコテックさんにご協力いただきました作業になります。
R100Rはなかなコレクターボックス出口の角度が下向きのため、海外の専用スリップオンマフラーもあまりカッコ良い物がありませんでした。
今回は短く、太めのサイレンサーにしたいという事もあって、汎用スーパートラップサイレンサーを使用、中間パイプを作成し取り付けました。
コレクターボックスから出ているエキパイの角度も気にならない、むしろカッコ良い取り付け方ができたと思います。
ピストンリング、バルブスプリング、バルブすり合わせ等しっかり腰上オーバーホールを行い、今後しばらく、数万キロは安心してお乗りいただけると思います。
タンク塗装、シート張り替え
というわけで、今回外装のフルカスタムとエンジンオーバーホールまで徹底的に手をいれた渾身のR100Rミスティックがこちら!